2014年12月15日月曜日

500人のサンタクロースを率いた伝説の男

12月14日、西荻レヂデンスに広報担当のテラッコの皆さんがやってきた。映像編集も落ち着いてきたのでちょっとした試写会を開催。

作品はフィクションからドキュメンタリーへ。「サンタクロースが実在する」という架空の物語のはずが、西荻窪の出演者たちの演技力があまりに高すぎて、とんでもない事態に発展し、次々とミラクルが巻き起こる!!


写真は、総勢500人のサンタクロースを率いた「赤い服の男」五十嵐さん。ひとりの木工職人が、いつしか本物の、伝説のサンタクロースと化していた。



完成した25分の短編映画「西荻サンタクロース」は、12月19日と20日の二日間限定で「西荻レヂデンス」にてループ上映します。六畳一間のスペースです。

イベント情報はこちら!


小鷹拓郎「星降る聖夜、あなたのために乾杯を」
会期:2014年12月19日(金)、20日(土)
時間:12:00〜20:00
会場 : 西荻レヂデンス(杉並区西荻北3-18-10 4 F)※1階に西荻案内所がある建物の4 階です。十字路に面した階段で、最上階までお上がりください。
企画:西荻レヂデンス、テラトテラ
主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、一般社団法人Ongoing
後援:杉並区

詳細WEBサイト:テラトテラ「西荻レヂデンス」


 ― 星降る聖夜、あなたのために乾杯を。―

西荻窪は、中央線文化のかおりが色濃く残る東京23 区最西端のまちです。駅周辺には、店主の趣味が凝縮された個人経営のお店が集まり、大型チェーン店の進出などで日々均一化していく東京の中でも、このまちならではの文化を保ち続けている地域です。

「西荻レヂデンス」では、約2ヶ月間、アーティストが西荻に滞在し、このまちを舞台に作品を制作、発表します。まちの文化とアートの関係性、その間に生まれる表現の可能性を探ると共に、アーティストだからこそ見出せるこのまちの魅力を再発見することを目指しています。

そして本展「星降る聖夜、あなたのために乾杯を。」では、記念すべき第1回の参加アーティスト・小鷹拓郎が滞在中に制作した、西荻にサンタクロースが実在するという短編映画を発表します。映画の中では、西荻の人々がアドリブ演技に初挑戦!

小鷹はこれまで、地域の文化や住人の生き方を独自の視点で捉えた映像作品を、国内外の展覧会やアートフェスティバルで発表してきました。
小鷹の作品は、フィクションとドキュメンタリーを行き来しながら、わたしたちが知らず識らずの内に捕われている常識をユーモアを持って浮き上がらせます。「生きづらい社会」と言われるこの日常を軽快に渡り歩く小鷹は、今回もまた、未開のパラレルワールドにわたしたちを連れて行ってくれることでしょう。ぜひお気軽にご参加ください。



小鷹拓郎|Takuro Kotaka 1984年埼玉県生まれ。2009年から2012年まで都内でリサイクルショップ「こたか商店」を経営。 代表的なプロジェクトに、地域に埋もれた性愛文化を発掘した「国立奥多摩秘宝館」、落伍者達の楽園を求めて四国を一周した「ようこそ!堕落お遍路村へ」、妻を著名なアーティストと偽って国際芸術祭に出演させた「僕の代わりに妻のオノヨーコがパフォーマンスをします」、ポテトを通してアフリカの文化や歴史と対峙した「ポテトとアフリカ大陸を縦断するプロジェクト」などがある。近年は、着れないファッションブランド「ニコニコ山脈」のプロデュースや、肉体労働者の葛藤を描いた連載コラム「穴掘潜郎」を執筆。 主な展覧会に、2014年「13日間のプレミアムな漂流」(国立奥多摩美術館、東京)、「堕落お遍路村から学ぶ、愛と平和のディストピア」(Art Center Ongoing, 東京)、2013年「六本木アートナイト」(ガレージ酒場, 東京)、2012年「Bird in Residence」(Whitecliffe of Arts and Design、ニュージーランド)、2011年「ソーシャルダイブ 探検する想像」(3331アーツ千代田, 東京)、2009年「ジャカルタビエンナーレ2009」(Indonesian National Gallery, インドネシア)、2008年「KITA!! : Japanese Artists Meet Indonesia」(ジョグジャ・ナショナル・ミュージアム, インドネシア)などがある。


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